前回までのあらすじ:twitterつながりでネジ工場を見学することになりました。

今回はネジの頭を作る「圧造機」に着目してみます。

まずはここで圧造機(ダブルヘッダ)のしくみについて簡単に知識入れておいてください。

あ、すでにばっちりレポートをしているブログを発見してしまった。わお。

圧造された部品

左から、切断後、1回目のパンチ後、2回目のパンチ後

それを踏まえたうえで、ここでは“1つのモーターでどうやって各機構を動かしているか”を書きたいとおもいます。

まずはネジ頭を作るのに必要な機構を見てみましょう。

左に見えるローラーが回転し、針金を供給します。

右下で上下に動いている部分が針金を切断し、ダイスにセットします。

針金が適度な長さになるのは、供給された針金が突き当たる部分の位置が調整できるようになってるからです。

そして、パンチを2回押し込むことで、パンチ型を写した形状のネジ頭をつくります。

ネジ頭が出来たら、ダイスの裏側からノックアウトピンで押し出します(ローラー右奥でちらっと動いてるのが見えます)。

1.パンチの機構

主軸についたクランクで往復運動させています。

軸受けとかすごい力かかってるけどどうなってるの?とおもいましたが、上からたくさん伸びてるチューブからオイルを流してるんでしょうね。

最初、ベアリングのボールつぶれちゃわないの?とかおもってました。

ちなみに、主軸には大きなはずみ車がついていて、そこにモータがベルトで結合されています。

クランクとはずみ車   モータとはずみ車

パンチを押し込む瞬間はすごく負荷が高いはずで、必要なトルクをモーター任せにするとすごくコストがかかりますね。はずみ車の慣性モーメントで補っているようです。

※パンチを上下させる機構は奥まりすぎててみえませんでした。すんません。

2.切断部の機構

圧造してるところを上から見た図です。パンチのすぐ上で上下しているのが切断部で、さらに上にそれと連動して左右に往復する部分があります。

その部分です。見えないけど、きっと中にカムみたいなのが入ってるんでしょうね。

奥にあるクランクで回転運動から直線往復運動に変換されてます。

切断機構のクランク

たぶんこのフタの中で、主軸からギアで1/2の速度に減速してクランクにつながってるとおもいます。

3.供給機構

供給部は左中央あたりにあるんですが、これを回しているのは一番下の往復部分です。

ギアとラチェットを使って、回って止まり、回って止まり、を繰り返します。

その往復する棒は、主軸の下のほうにある回転軸につながったクランクのようです。

速度としては主軸の1/2かな。

4.ノックアウトピンの機構

ノックアウトピン自体は見えないです。動いているところもかなり見えずらいです。

また同じ動画ですが。。左パンチ部分からまっすぐ右に行ったところにちょろっと動いてる部分がノックアウトピンです。おわかりいただけただろうか。

下から2番目に往復している部分に連動してます。シーソーみたいな感じかな。

その往復してる棒はカムでうごいてますね。たぶん回転数は主軸の1/2。

主軸からの各軸への減速部分はよくみえませんでした。

ちょっとやり切れてない感はありますが、見えていたところはできるだけレポートしたつもりですっ。

次回、転造機をみてみようとおもいます。

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